カビとはなに

 

カビは住まいに対しても家族の健康に対しても早期対策が大切です。


                                                                   ◆カビと細菌

カビは細菌とともに微生物の仲間です。繁殖の仕方が大きな違いがあります。細菌(バクテリア)は細胞分裂で増加し、大体一つの細胞で一生を過ごします。それに対してカビは“真菌”と呼ばれています。酵母、キノコも真菌です。真菌は糸状菌と酵母がありますが、建物に発生させるのはほとんど糸状菌です。空気中に胞子が飛来して建物や食物などの基質に付着して胞子から菌糸を伸ばし、分枝して栄養体を作り、次に気中に菌糸を出し、胞子を形成して成熟菌糸体としてコロニーを巨大化していきます。


       ◆真菌類(カビ)

 ・子のう菌(酵母)

菌糸に竹の節のような隔壁があって、菌糸と菌糸が接合して接合胞子を作り雌雄を含む胞子のうの胞子が発芽して菌糸を作りだして増殖することでチャワンタケ・アミガサタケなどの木材腐朽菌などもそれです。

 ・不完全菌類

建物に多く関与するカビの代表で隔壁のある菌類で有性生殖のないものを言うが大部分は子のう菌の不完全世代のものと言われています。


 ・藻菌類(接合菌)

菌糸には隔壁がないカビで、有性生殖によって増殖する菌でケカビ・クモノスカビなど建物に縁の深いカビです。


 ・担子菌類(キノコ)

菌糸には隔壁があり、有性生殖後に菌糸の先が膨れてキノコ状になる菌糸でキノコの大部分、木材腐朽菌などがあります。



◆家の中の主なカビ

場所
カビ名称
状態
風呂場
クラドスポリウム(クロカビ゙) オーレオパシデウム
クロカビは浴室タイル目地に繁殖くする黒く斑点状のカビ。胞子が舞いやすくアレルゲンとしてアレルギ―疾患原因となる。
新築の青畳
ペニシリウム(アオカビ)
湿った畳、壁に生える。食品などにも繁殖する青カビ。みかんの青カビもこれ
じゅうたん。畳
ワレミア
あずき色のカビ。比較的乾燥に強くフケ、アカ、菓子屑が溜る場所にコロニーを作る
壁や塗料、プラスティック
アルテルナリア(ススカビ)
スス状のカビ。湿度の高い所で綿状になっている。土壌にも多く住む。アレルゲン活性が高く、抗カビ剤など効きにくい、丈夫でいやなカビ
トイレ壁
オーレオパシディウム(黒色酵母様菌)
トイレのビニールクロスなどに繁殖する黒いカビ。せっけんが好物。洗濯機のホースにも生え、頑固なシミを作る。アルコールに強い菌
水周り
ロドロルラ
水周りに繁殖するピンクのカビ。アカなどの有機物や石鹸の泡の窒素をエサにしている
タンスや衣類
ユーロチウム(カワキコウジカビ)
タンスや衣類に繁殖する黄色のカビ。カメラのレンズや乾燥した菓子にも生える
食品、衣類
アスペルギルス(コウジカビ)
食品や衣類、畳等に繁殖する白、黒、黄、緑などのカビ。食べ物を腐らせ、服や革製品にシミを作る。大量に生えるとアレルギーの原因になる。
エアコン・冷蔵庫
クラドスポリウム(クロカビ)
エアコン吹き出し口に汚れとともに黒く染みついている。冷蔵庫のゴムパッキンのカビ。ドアを開けた時のカビ臭いクラドスポリウムレジネ
アルミ
クラドスポリウムレジネ
アルミ、ジュラルミンを腐食させる。飛行機を食べる。
GLボンド
フザリウム、モニリフォルメ
クロス貼りの下地GLボンドに生える青、紫のカビ
壁、泥、植物
フザリウム(アカカビ)
トリコセンというカビ毒を生産。麦に汚染し麦アカカビ病の原因。飼料藁に生え家畜に被害
コンタクトレンズ
アルテルナリア、アルテルナータ
壁やプラスティック、塗料など汚染する、アレルゲン活性が高い
古文書
ユーロチウム、シバリエ
カワキコウジカビで乾燥した環境でも生える。

◆カビの対策

一般家庭においてはカビは20℃を超えると急に繁殖のスピードが上がり、28℃ぐらいがもっとも繁殖し、湿度80%を超えると猛烈な勢いで繁殖します。カビはごく僅かな栄養分があれば発生します。つまり本来栄養分になり得ないガラスや金属の無機質でもハウスダストなどが付着していれば、その部分に発生する可能性があります。根本的には、掃除不足(通気不足)ということです。



◎カビが発生している場合は見た目のカビを取り除く処理だけでは駄目です。除カビ剤の頻繁の使用によりカビの抵抗力が増すのみで、徐カビ剤の健康被害も表れています。完全に除去、防御するには、防カビ専門施工による耐久性のある防カビ対策をお勧めします。

ここでの予防対策もやはり換気第一です。

モルテック神奈川